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ESDとは?

ESDとは”Education for Sustainable Development”=「持続可能な開発のための教育」の略称で、持続可能な開発の実現に必要な教育への取り組みと国際協力を、積極的に推進するよう各国政府に働きかけるため、2002年に南アフリカで開催されたヨハネスブルグサミット(持続可能な開発に関する世界首脳会議)で日本政府が提案し、同年12月の第57回国連総会で実施が議決された国連のキャンペーン(期間は2004年~2015年)の名称です。

持続不可能な今の社会

地球温暖化や酸性雨などに象徴される環境問題、人権侵害や異文化衝突といった社会的問題、貧富格差をはじめとする経済的な問題など、現代社会に生きるわたしたちは互いにつながりあう様々な課題に直面しています。

とりわけ、これまでの大量生産・大量消費を中心に据えた「開発」は、ごみや公害により環境を悪化させ、地球資源の乱用により自然界の秩序を乱すばかりか、地域社会の荒廃を招き、さらには他の地域の貧困化を推し進めるなど、深刻な問題を引き起こしています。

持続可能な開発

わたしたちが直面する様々な課題を解決し、世界中の人々や将来の世代、みんなが安心して暮らすことのできる社会をつくるため、社会的公正の実現や自然環境との共生を重視した新しい「開発」のあり方が求められています。これが「持続可能な開発」と呼ばれるもので、その実現は人類にとって緊急の課題です。

「持続可能な開発」は、民主的で誰もが参加できる社会制度と、社会や環境への影響を考慮した経済制度を保障し、個々の文化の独自性を尊重しながら、人権の擁護、平和の構築、異文化理解の推進、健康の増進、自然資源の維持、災害の防止、貧困の軽減、企業責任の促進などを通じて、公正で豊かな未来を創る営みです。

持続可能な開発のための教育

ESDは、「持続可能な開発のための教育」(Education for Sustainable Development)の略称です。「わが国における「ESDの10年」実施計画」では、ESDを「一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境との関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育」と定義されています。

持続可能な開発を通じて全ての人々が安心して暮らせる未来を実現するには、わたしたち一人ひとりが、互いに協力し合いながら、さまざまな課題に力を合わせて取り組んでいくことが必要です。そうした未来へ向けた取組みに必要な力や考え方を人々が学び育むこと、それが「持続可能な開発のための教育=ESD(イー・エス・ディー)」なのです。

ESDは、学校だけでなく、地域や社会のあらゆる場で誰もが取り組むべき学習です。また、ESDは、各地域や個々人の実情に合わせたかたちで行われることが何よりも大切です。既に国内外の各地で、様々なESDが実践されています。今後、優れたESDがさらに広がり、持続可能な開発が実現できるかどうかは、未来を創る主役であるわたしたち一人ひとり次第なのです。

『認定NPO法人「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議; http://www.esd-j.org/』より引用

ESDに関するサイト

内閣官房

文部科学省

外務省

環境省

認定NPO法人「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議(ESD-J)

財団法人ユネスコ・アジア文化センター (ACCU)