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【お知らせ】SDGsカードゲームイベント「SDGsを通して香川から世界へ」を開催しました![香川県]
2019.11.15
2019年11月2日(土)瓦町FLAGにおいて、SDGsカードゲーム「2030SDGs」でSDGsや海外協力隊について体感的に理解するためのイベント「SDGsを通して香川から世界へ」を開催しました。
【「SDGs」とは?そして「2030SDGs」とは?】
SDGsとは「持続可能な開発目標」。「leave no one behind—誰一人取り残さない—」を理念とし、2030年まで17のゴールに向けて世界中で取り組んでいます。
「世の中がSDGsについてやらないとマズイという方向になっている。ただ、説明するのも理解するのも大変なので、わかりやすくできるように日本で開発したのが『2030SDGs(ニーゼロサンゼロエスディージーズ)』です」と、公認ファシリテーターの谷さんから説明を受け、ゲームを開始しました。
このゲームは、会場全体で一つの世界となり、2030年までにチームごとの目標(ゴール)を達成するためにプロジェクトを実施し世界を作ります。自分の行動一つ一つが世界に及ぼす影響などを通じて、自分が世界とどうつながっているのか、SDGsがどういうことなのかを体感的に学ぶことができます。
ゲームの中の世界は、いろいろなチームの行動が複雑に絡み合って進みます。経済・社会・環境の3つのバロメータで構成される「世界の状況メーター」は、達成されるプロジェクトの内容によって刻々と変化する為、状況によってはプロジェクトが実行できない場合もあります。
ゲーム中はほかのチームとの交渉もできるため、時間・お金・プロジェクトをチーム間でやり取りしあって活発にコミュニケーションを取りながら進んでいきます。
中間発表のころには経済と環境のバロメータは著しい成長を遂げていましたが、社会のバロメータは下がりきっていました。谷さんがこの状況を現実になぞらえて「経済は発展し、山や緑も守られているが犯罪が増え治安が悪化している」と説明されました。
後半戦では、目標を達成していたチームが世界の状況メーターを改善するために動き始めたり、「停滞する状況を打破したい」と目標達成していたはずのカードを手放すチームが現れるなど、前半とは少し違った雰囲気でのゲームになりました。
チームの目標達成(ゴール)を目指すよりも、大きな目標や理想的な世界へ向けて行動するチームが多くなりました。
参加者の方は「前半は自分のことを中心に動いていたが、後半は大きな目標・理想的な世界へという目標のために動いていた」、「全体を見て達成できていないチームを助けてあげればよかった」、「現実ではゴールが決まっていないので際限なく求めてしまう」、「現実の世界はこのゲームのように見える化されていないので、目標も現実も見えていないし、人それぞれ見え方が違っている。だから指標としてSDGsが必要」と、感想を語りました。
【海外協力隊経験者を交えたグループワーク】
サモア独立国・ドミニカ共和国・マラウイ共和国・エクアドル共和国での海外協力隊経験者(隊員OB)4名が登壇し、現地での経験について語りました。
サモアで協力隊活動を行った氏原さんが「ラグビーワールドカップで対戦した国」とサモアの説明をすると、続く馬越さんが「ドミニカはバレーワールドカップで男子が対戦した国です」と説明するなど、参加者の皆さんに各国を身近に感じてもらえるように説明。林さんは赤道という意味を持つ国、エクアドルで青少年の健全な育成のための活動をされていたそうです。また、今も続いている各国との絆なども紹介。氏原さんは歯にフッ素を塗布する活動で年に2回サモアへ、田村さんはマラウイ共和国にボールペンなど文房具を送る活動などもしています。
4人の説明を聞いた後、来場者それぞれの関心のある経験を持つ隊員OB のもとに集まって、グループワークをしました。どんな生活をしていたか、どんな活動をしたか、SDGsとどのような関わりがあるのか、各グループで活発に質問や意見交換がされていました。
閉会のあいさつで「今回のSDGsイベントは楽しかったですか?」と質問させていただくと、会場に大きな拍手が起きました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
【今回のイベントでいただいた感想(一部抜粋)】
■ 密度の濃い体験をした。SDGsの根っこの部分(ほかの人と協力をしたり気配りをしたりすること)を感じられてよかった
■ SDGsに興味を持ち、自分に何ができるか考えられる良いきっかけになった
■ 発展途上国に対してなにができるか、自分たちの周りで取りこぼしていることや人がいないか考えたい
■ JICAについてもなかなか聞けない話も聞くことができるので、多くの人に知ってもらいたいなぁと思いました
■ 大人になってからの目標や今目指している目標を改めて考えさせられたから良かった
■ 世界規模で自国の現状を公開することがSDGs達成への近道だが、難しそうだと思った
【詳細】
JICAホームページ>JICA四国>トピックス>2019年度>【開催報告】SDGsカードゲームイベント「SDGsを通して香川から世界へ」を開催しました!
https://www.jica.go.jp/shikoku/topics/2019/1112.html
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えひめグローバルネットワークは、令和元年度外務省NGO相談員事業を受託しています。
http://www.egn.or.jp/ngo/ngo.html
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