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【お知らせ】卒業間近の看護学生にエール!愛媛医療センター附属看護学校にて、国際協力出前講座を実施[愛媛県]

2020.03.16

 3月2日、愛媛医療センター附属看護学校にて、国際協力出前講座を実施しました。
講師は、1月に帰国したばかりの森口愛子さん(派遣国:ラオス/職種:看護師)。ラオスでの体験談に加え、4月から社会人となる学生に看護師の先輩としてのお話しもしてくださいました。
 森口さんは「国際協力をするなら生まれる命に携わりたい」との思いから、新生児看護の要請のあったラオスに派遣されました。新生児死亡率は世界でも最悪水準のラオス、県病院のNICU(新生児治療室)で新生児ケアに関する指導、助言といった活動をされていました。日本とは環境も慣習も異なる中で、多くの赤ちゃんの死を目の当たりにし、辛い時期もあったとのことですが、それを乗り越え2年間の任期を全うされました。「なぜ命を救おうとするのか」現地の医師や看護師に対して、同じ医療従事者としての姿勢に訴える姿が印象的でした。
 また、看護師という職業について、看護師が活躍するのは病院だけではないこと、日本の病院で働き続けることにより視野が狭くなってしまうことがある、とご自身の経験もお話ししてくださいました。来月から看護師として働く学生たちからは、「看護師という職業は国を越えて人命を救うことができるんだと感じとても感銘を受けた。」「看護師が活躍するのは病院だけではないこと、広い視野で見渡し、物事を考えることで活躍の場が広がることがわかった」との感想が聞かれました。

【参加者からの感想(一部抜粋)】
■今日の講義を聞いて、今まで知らなかった世界での看護の現状を知ることができました。自分が思っていたよりも日本との違いがあり、自分にとって当たり前の病院の環境が当たり前ではないことがわかり、とても衝撃を受けました。清潔な病院の環境だけでなく、様々な機械の管理がされていないこと、看護師自身の看護に対する価値観、信仰している宗教や文化の違いなどを踏まえて関わることの大切さを学ぶことができました。
■私も来年度から助産師学校へ行きお産の現場に携わりたいと思っているので、海外でのお産に関わることにすごく興味を持ちました。新生児死亡率も低く医療の発達した日本だからこそ、高い技術や多くの知識を取得することができると思うので、まずは日本でしっかりと学び臨床経験を積んでいくことで自分も将来どこかの国の誰かのために何かできるかことがあるかもしれないなと気づくことができました。
■海外で活動している人の話を実際に聞いて、自分にも病院だけじゃない場所で活動できることを実感した。森口先生は日本の臨床で身に付けられる知識、技術を持ち、「自分の看護に自信があったからこそ活動することができた」とおっしゃっていた。だから私も自分の看護に自信が持てるように頑張り、広い視野を持って看護師として活動したい。

【詳細】
JICAホームページ>JICA四国>トピックス>2019年度>【出前講座】卒業間近の看護学生にエール!愛媛医療センター附属看護学校
https://www.jica.go.jp/shikoku/topics/2019/0310.html


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えひめグローバルネットワークは、令和元年度外務省NGO相談員事業を受託しています。
http://www.egn.or.jp/ngo/ngo.html

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