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【イベント】オンラインセミナー「衣のいのちをつなぐ」最終回(12/27)[愛媛県]
2020.12.24
【日時】2020年12月27日(日) 19:00~20:30(約90分)
【場所】YouTube 配信
【目標】
SDGs17Goalsの視点に立ち、エシカル・クローズの意識啓発に向けて「歴史・世代・生産(再生)」の3つの立場から衣生活の在り方を振り返り、次世代のための価値観を構築する。
【内容】パネルディスカッション視聴および参加者による協議
【パネリスト】
<歴史>梅木 謙一 氏(松山市考古館 館長)
<世代>藤岡 美奈子 氏(ふ志や呉服店 女将)
<生産>菅 まり 氏 (特定非営利活動法人 作業所こまどり)
【概説】
<歴史>
衣類の原点は、獣の皮・植物の繊維・昆虫の繭等である。鞣し、編み、紡がれたそれらは、自然に育まれた命が形を変えた物が衣類だとも言えるのではないか。かつて、生産には多大なる労力と時間が必要であった。だからこそ財産の一つとして大切にされていた。それを忘れ、自然を破壊するほどの衣類の大量廃棄が行われている歴史のパラドックスを古代人はどう思うだろうか。考古学の専門的視点から、衣類の変遷と人との関わりを考える。
<世代>
日本の民族衣装である着物。生活の変化で和服を着る機会は限られてきたが、夏の風物としての浴衣が親しまれたり、冠婚葬祭・成人式・卒業式など、人生の節目には欠かせない装いとして大切にされたりしている。他の衣服と大きく異なる着物の特徴は、世代を越えて受け継がれることだ。短期間の流行や身体のサイズ変化で着られなくなり、廃棄される洋服とは大きな違いがある。着物文化の守り手として、伝統を地域に発信し続けている専門家ならではの気付きを商いの最前線から提案する。
<生産>
5R を大切にし、資源の保護や地産地消を進めるための取り組みも徐々に広がってきた今、できる事から始めようと、地元・愛媛で今治の繊維産業と連携して生産の原点を見直し、一つの解決を試みている福祉作業所が「こまどり」だ。タオルの端布を活かした裂織りラグマットや、タオルの残糸を編み上げた綿 100%のチュニック、それぞれが手織り一点物のブランドのごとし。原材料にも着目し、和綿栽培や羊の飼育にも取り組む「こまどり」の熱はひそかなブームである。福祉作業所として、自立した働き方づくりと人権の保障・継続を常に視野におく生き方にも学ぶものは大きい。
【主催】
えひめ消費者教育研究会、えひめ消費者教育研究会
【添付資料】
『オンラインセミナー「衣のいのちをつなぐ」最終回』案内チラシpdf
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えひめグローバルネットワークは、令和元年度外務省NGO相談員事業を受託しています。
http://www.egn.or.jp/ngo/ngo.html
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