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NGO相談員

【お知らせ】宇和島市立吉田中学校でオンライン出前講座を行いました[愛媛県]

2021.02.04

1月21日、宇和島市立吉田中学校にてオンライン出前講座を実施しました。

■事前学習・ワーク1「気になるニュース」
生徒の皆さんには、事前に「冬休みの宿題」として、「気になるニュース」を調べて来てもらいました。
最初のワークでは、調べてきたニュースをSDGsの視点で分析するグループワークを行いました。「プラスチックストロー廃止」「ニジェールでの襲撃事件」「黒 人差別」「米連邦議会選で女性議員数が過去最多」等、様々なニュースが挙げられました。ひとつのニュースをどの視点で見るか、人によって見方が異なることを体験しました。

■ワーク2「開発途上国が抱える問題」
続いて、「エクアドルの中学生が考えたエクアドルの問題」を通して、開発途上国が抱える問題を考えました。「児童労働」「人種差別」「人身売買」等、日本では考えられないような問題を見て、自分たちと同じくらいの年齢の子どもが考えていることにとても驚いた様子でした。
一方で、何事も楽しもうとするエクアドル人の人間性に触れ、「幸せとは何か」を考えるきっかけにもなったようでした。

■ワーク3「2030年の世界に向けて」
最後は、SDGs達成を目指す2030年の世界が「どのような世界になっていてほしいか」「そのために自分は何ができるのか」を考えました。
3つのワークを通し、世界で起きている問題を自分事として捉え、自分にできることは何かを考えるきっかけとなりました。

【参加者の感想(一部抜粋)】
・私は、どんなに大きな問題だとしても、「自分には関係ない」と思うのではなく、一人一人が「何が自分にできるのか」と考えていくことが大切だと思った。一つの問題を解決するためには、他のSDGsの問題も一緒に解決していかないといけないと感じた。また、エクアドルの人の多くが毎日を幸せだと考えていてすばらしい、自分もそんな人になりたいと思った。

・最初はSDGsがどんなものか分からなかったけど、世界のニュースを調べたり、今回の講演会で詳しく知ることができました。SDGsがどのようなものか知らない人がまだたくさんいると思うので、今回学んだことを伝えて、協力することが大切だと思いました。小さなことでも自分ができることを見つけて、SDGsに協力していきたいです。

・私たちが普段、おなか一杯ご飯を食べたり、安心して眠ることができたり不自由なく生活ができることは、当たり前ではないことを知りました。学校に行きたくてもいけない子どもたちもいるので、私たちが安全に学校で学ぶことができることは幸せなことなんだと思いました。おなかがすき過ぎて亡くなったり、登校中に爆弾を踏んで足がなくなってしまったり、私たちにとってはあり得ないことだけど、そういう国があることは事実です。困っている国の人々が少しでも楽しいと思えるような生活を送ることができるように、私たちにできることからしていきたいと思いました。

・私は、SDGsの17の目標は、世界の問題なので、自分にできることはあるのかなと思っていました。でも、ちょっとしたことでもその積み重なりが、世界の目標達成につながることを知り、これからはもっと自分にできることを考え、どんどん実践していきたいです。

・班活動を通して、SDGsの基本を分かりやすく学べました。私たちと同じ年齢なのに国が違うだけでこんなに毎日の生活や学校に行くことへの思いが違うんだと思いました。自分はあまり学校に行きたいとは思っていなかったけど、「学校に行きたいけど行けない」という子どももいることを知って、自分たちは幸せな生活を送れていることに感謝して生きないといけないと思いました。

【詳細】
独立行政法人国際協力機構ホームページ>JICA四国>トピックス>2020年度>【出前講座】宇和島市立吉田中学校でオンライン出前講座を行いました。
https://www.jica.go.jp/shikoku/topics/2020/0203.html


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えひめグローバルネットワークは、令和元年度外務省NGO相談員事業を受託しています。
http://www.egn.or.jp/ngo/ngo.html

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