クラウドファンディングでご支援くださった皆様へ
2017.11.10
こんにちは。お世話になっております。皆様からの温かいご支援、本当にありがとうございました!!
この度、私(竹内よし子)が、10月22日(日)~11月5日(日)まで現地を訪問して現状を確認してきましたので、近況をご報告申し上げます。
モザンビーク・シニャングアニーネ村の公民館建設は、本年10月末に「100%完成!」を目標として、ぎりぎりまで、みんなで一生懸命頑張ってきました。しかし、あいにく、10月末時点では、9割くらいの完成に留まってしまいました。ご支援くださった皆様に、まずは、予定通りに完了できなかったことをお詫びいたします。申し訳ございません。
ただ、11月1日(水)には、予定通り公民館のお披露目として「オープニングセレモニー」を開催して参りました。在モザンビーク日本大使館より3名、三井物産マプト支店より1名、CCM(キリスト教評議会)より2名、そして村人たちは約50名が参加し、これから公民館を拠点にいろいろな学び+活動を行って行くことを確認し合いました。集まってくださった皆様、そして、この日を楽しみに応援してくださった皆様に、改めて心より感謝申し上げます。ありがとうございます!!
そして、ここで皆様にお約束していた11月1日時点の状況についてご報告させて頂くとともに、帰国時に現地スタッフと約束していた11月7日(火)時点の状況写真、つまり、その後1週間の進捗状況についても本日写真が届きましたので、併せてご報告いたします。
まず、「学びのドア」と「希望への窓」の設置についてご報告します。
11月1日(水)までに、すべての「ドア枠」と「窓枠」が取り付けられ、半分くらいの窓にガラスが入り、3箇所のドアは完全に取り付けが終わっていました!しかし、窓枠の壁側コンクリート仕上げなどは、いずれもまだ終わっていませんでした。
ドアも窓も、きちんと取り付けるために「ドア」そのものだけではなく、まず、「ドア枠」が取り付けられ、そのドア・窓のひとつ一つに、それぞれ「ノブ」や「鍵」が取り付けられ、「蝶番」や「ネジ」で取り付けられていきました。どの部品も、私が現地滞在期間中にすべてひとつひとつ選んで購入し、大工さんと打合せして作業を託したものです。
セミナールームには、1か所に2枚のドアを使うため、大きなドア板が必要でした。前回訪問時に探しても見つからず、今回、ドア枠を特殊加工してもらうよう大工さんと打ち合わせました。一緒に木材屋を尋ねて木材を選び、自宅で数日間、加工準備作業を行ってもらってから、ようやく準備ができた10月下旬、一緒にシニャングアニーネ村に資材を運び入れ、他の大工さんたちと同様、1週間ほど泊まり込みで取り付け作業を行ってもらいました。
本件、11月7日の現地報告より「ドア」「窓」の取り付けについては、予定より1週間遅れましたが無事完了できたということで、ご報告申し上げます!!ご支援、本当にありがとうございました!!
次に、ペンキ塗りの作業についても進捗状況をご報告します。
建物は、すべてブロックが積み上がって完了していましたが、ペンキを塗る前に、ブロックの内側からも、外側からも、壁として仕上げるコンクリートが塗られ、充分乾いていなければなりません。今回、この作業の途中で不足していた水やセメントの追加購入を行い、水の手配確認を行ってきました。
本当は、村人たちと共に一緒にオープニングセレモニーまでに塗って仕上げたいと思っていたので、その点ではとても残念でしたが、壁を仕上げるためには、高い位置に手が届くことができる作業環境が必要で、そのための「足場」が不可欠でした。建設当初は1組しかなかったのですが、足場を追加購入して2か所で作業できるようにしたものの、それでも、非常に効率が悪かったために作業が進み難かった、ということが見えてきました。
日本国内では、よく建物全体を覆うように足場が組まれ、縦にも横にも動いて、どんどん効率よく作業が行われますが、ここでは、その場所の作業が終わると、次の場所へ移動させながら足場を組み直しつつ行うしかありません。この建設現場で、みんながどのように作業を進めているかを自分の目で確かめつつ、今後、こうした作業環境を適切に整えていくために、今後、また道具を少しずつ揃えていき、公民館で「共有」できる仕組みをつくっていかなくては・・・と考えさせられました。
壁が仕上がり次第、ペンキを塗って仕上げることができるよう、外側の下地用ペンキ300リットル、内側・外側を塗る白色のペンキ600リットル、刷毛やローラーなどの道具も含めて準備を行うことができました。
今後、この作業についても、すべて完了するまで、ちゃんと見届けていきます!!皆様、どうか、最後まできちんとご報告いたしますので、今しばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。
私は、今回の訪問中、マプト市内とシニャングアニーネ村を合計5往復しました。1泊2日で3往復、日帰りで2往復、途中2回、タイヤ交換しました。購入した資材は、マプト市内で調達しました。その店舗には、フォークリフトがあり、トラックへの積み込みもスムーズですが、シニャングアニーネ村に到着すると、村人たちが人力で運びます。セメントもペンキもドアも、一袋、一缶、一枚が、それぞれとても重くて、足元の砂地に足が取られて運びにくいのですが、みんな頭上に乗せたり、一輪車に乗せたりしてトラックから倉庫へと運び入れ、作業する時には、その日に必要な資材のみ倉庫から公民館建設現場へと約10分歩いて運んで、作業に取り組んでいました。
11月7日、公民館のドアと窓が完成した、ということは、実は、この建設資材の調達環境をも変えていくことができるということでもあります。鍵のかかるドアと窓が整った公民館で資材保管・確認しながら、作業を進めていけるからです。そして、完成に向けて、作業を行う村人の腕がより一層磨かれていく様子を確認することができ、とても嬉しく思いました。
公民館建設がもたらす新たな村の未来。オープニングセレモニーで集まった村人たちの笑顔と歌声は夕方まで続き、踊り出す人も出てきました。そして、村長やコミュニティリーダーたちからは、もっともっと、みんなで一緒に未来をつくっていこう!と声があがりました。
あと少しの壁の仕上げとペンキ塗りの作業完了を迎える新たな目標は、11月20日と致しました。
皆様に、引き続き、状況をお知らせしながら進めていきたいと思っておりますので、完了が送れていることを心からお詫び申し上げるとともに、完了まで、もう少し温かく見守ってくださいますよう、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
竹内よし子・えひめグローバルネットワーク代表
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